長くfacebookに書かせていただいてきた内容をこの頁に書かせていただこうと思います。
塾長がシローズを日々続けさせていただきながら感じて思ったことを文章にさせていただきます。
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4/16 太陽と月
ちょうどひと月ほど前、中学校は卒業式を迎えた。
僕のもとに招待状など届くことなどないわけで、でも彼らの門出を祝ってあげたいという気持ちは僕の中にあった。
気持ちはあるのに、その場に居合わせることができないという思いをどこにも持って行けないような不満足な気持ちのまま、朝から僕は落ち着かない時間を過ごしていた。
思いは繋がる時がある…
昼過ぎになって、携帯が鳴った。卒業を迎えた二人のお母さんが、塾の玄関に立っていた。
卒業おめでとうございます。と僕が玄関先で言う。
塾長も卒業式に出たかったと思ったから、写真を見せに来たんです。一人のお母さんが言った。
写真を撮るって言っているのに、みんな集まらないの。塾長がいたら、みんな集まっただろうなと思ってました。
後ろでもう一人のお母さんが言った。
写真を見せてもらった。何枚か写真をLINEに送ってもらった。そして僕の今年の卒業式は終わった。
僕は月。
学校の先生が太陽だとしたら、塾の先生は月…。どこかの小説にあった言葉が頭に蘇ってきた。
月である僕は、太陽である中学の先生方の後ろにいつも隠れながら、塾に来てくれている生徒のみんなを見てきたような気がする。
1日が明るい時間だけではないのだから、月はやっぱり必要なのだと思っている。
でも月はどんなに頑張っても、太陽のように輝くことはできない。
それが分かりながらも、僕はいつも塾生たちとともに思い出を作ってきたような気がする。
そして今は、新しく僕の周りに集まってくれた塾生たちと思い出を作ろうと必死になっている。