シローズアカデミーは川口市安行・新郷地区の高校受験に特化した学習塾です。

シローズアカデミー

シローズ塾長Diary

長くfacebookに書かせていただいてきた内容をこの頁に書かせていただこうと思います。

塾長がシローズを日々続けさせていただきながら感じて思ったことを文章にさせていただきます。

ご意見やご質問等がございましたら、アクセス&お問い合わせの頁からご連絡をいただきたいと思います。

5/27 中1数学改造計画

どうも安行中の今年の受験実績が気になっている。

おそらく神根中は今年も蕨よりも上の高校の合格者を出しているだろうし、最近聞いたのだけれど、東中だって浦和に一女に大宮といった高校に合格者を出している。

浦和はいるものの一女も大宮も浦和市立もいないどころか、蕨が一人で浦和西が二人という安行中の今年の進学実績が僕にはやけに寂しいものに感じられてしまう。

今回の中間テストでもある学年の数学の平均点は30数点?で、最高点は88点?だったとのこと。何を恐れているかと言えば、この状況が当たり前の状況であると、子供たちが考えてしまうこと。そうなるともうすべてが悪循環の中に埋まっていくことになる。

そしてなぜこんな状況になってしまっているのかと言えば、普通ということの解釈を間違えてしまっている。

普通の学力の基準も、普通と言われる高校も、それを誤った認識を持つ人たちの割合が多くなることで、その誤った認識が安行中の中での常識になってしまった感がある。

そこが他の地域との違いだろうし、神根中や東中の中での常識との間に差異を生み出しているのではないだろうか…。

そしていま多くの保護者たちが注目しているのが北辰対策と定期試験対策のようで、気持ちは分かるのだけれど、それが高校受験の場でどのくらいの成果を出すのか、僕はそのことを疑い出している。そんなことを考えることが多くなった。

そんな中、長く塾をやっているだけの初老の男である僕が自分に何ができるのだろう?と考えたとき、思い浮かんだのが、塾に来てくれている中1生のみんなの数学の成績を思いっきり上げちゃおうとの思いだった。

他の教科は?と聞かれたとすれば、国語も英語はやる気になってくれさえすればわりと短期間で上げられると思います。理科と社会は、英語と数学の偏差値を追いかけるようなものがあります。だから第一関門は数学だと思っています。

先週から中1の生徒たちに数学の成績を上げちゃおうという話をしています。

そして授業を行なって、土曜日曜に補習を行いました。来週以降も土曜日曜の補習を続けようと思っています。

もちろんそんなに簡単なことではないと思っています。そのことはきっと、僕に忍耐を求めることだとも思っています。でも少しずつですが、僕がやろうとしていることを生徒たちが理解し始めているような、そんな気がしています。

5/14 高校受験

6月中に、もしかしたら7月に入ってからになってしまうかもしれないのですが、高校入試に関する説明会を行いたいと思っています。

まだ保護者の方には連絡をしていません。

でも、そろそろ説明会をやらないとという気持ちが強くあります。

今年の高校受験から、この地域の受験は変わったような気がします。

いままで学力が低いと言われながらも、この地域にはかなり真面目な勉強をする子がいたように思うのです。でもアクティブラーニングが中学校で導入されてから真面目に勉強をする子が半減してきたような気がする。

同時にアクティブラーニングよって学力は下がってきているから、当然のごとく入る高校のレベルは下がっていく。つまりこれまでとは違う尺度で高校入試を考える必要があるように思うのです。

その辺のことを話させていただく必要があるのではないか? そんな思いがあります。

その他にも、この地域の高校受験にはこの地域だけの特徴があるように思います。

中3の2学期、10月から12月にかけて英語と数学の偏差値が下がるんです。たぶん英語で3くらい、数学は3から7くらいは下がる。中には英語も数学もその2倍くらい下がってしまう子までが出る。

原因は学校授業にあるのではと思うことがある。

いま学習面だけを見れば、小学校はあくまで子どもたちの自主性のまま、だから中学入学時に中学の授業についてこれる子はごく少数になっている。その状況のまま中学の学習内容を理解しようとすれば、当然のごとく暗記という手法を取る必要が出てくる。

ところがいまの入試は公立も私立も暗記が通用しない受験になっているから、入試の直前になって、まるで仮面が剥がれるように偏差値が崩れていく。当然といえば、当然のことが起こってしまう。

だから中3生は理科や社会の学習をするべきじゃない。受験の直前に英語と数学の偏差値が下がらないようにするために、英語ど数学を中心に勉強しなければならない。

理科社会はどうするのか? シローズでは夏期講習会と冬期講習会で理科社会の授業を入れている。夏期講習では授業形式の理科社会の授業を、冬期講習会では入試過去問題の演習と解説の形で生徒たちに履修をしてもらっている。

これと入試直前の学習で、理科社会についてはほぼ対応できていると思っている。

近くの中学では、クラスで3割から4割くらいの子が私立単願となる。この地域では第一希望を私立高校とする子はかなり少ないはずだから、私立単願を希望するというよりは、私立単願を選ばなくてはならない理由があると言った方が

これは偏差値が低いということよりも、通知表あるいは内心に2と1があることが原因となっていると思われる。

つまり2や1を取る生徒がクラスに3割から4割いるというのが、この地域の中学の状況なのだと思う。

このこと、この地域の中学生たちはこの状況からひどく影響を受けているように思う。2や1をとってしまうことに対する恐怖心のようなものが気薄になってきているのではないか。この状況は子供たちの学習の意欲に影響を与えている。

その結果一生懸命に勉強をするということの基準が、コロナ禍とアクティブラーニングの導入もあってさらに低いものになってきてしまっている。

それからあと一つ特徴らしきものがある。

この地域の受験生たちの入試得点の高低は、毎年高校入試後に発表される入試平均点通りにはならない。

どちらかといえば、平均点が高くなるとこの地域の受験者の得点は上がり、平均点が低くなると一気にこの地域の受験者の得点は下がる。ただその下がり方が平均点の落ち込み程度ではなくて、例えば平均点が5点下がったとすれば10点くらいは下がるかもしれないだろうし、もしも10点近く平均点が下がったのなら、その倍以上の落ち込みになるような気がする。数学でとくにこの状況が起きている。

そして問題によって、大きな得点の上下動が起きている。解きやすい問題では高得点を取る生徒が難易度の高い問題では大幅に得点を下げる。

説明会の場で、こうした内容の話をさせていただきたいと思っています。

その上でシローズとして解決策をお話しさせていただくつもりです。

いま塾に来てくれている生徒に、勉強しなさいという言葉をかけることができなくなってきています。授業の受け方に改善を求めることも難しくなってきたように思います。

もっと勉強すれば、もっとこうした勉強をしてくれたとしたら、入る高校は違ってくる。あるいはもっと高い確率で合格することができる。そうした思いがありながらも、それをストレートに伝えられなくなってきています。

そして公立入試問題の変化があります。もう暗記は通用しない。だったらもっとこうした内容の学習をする必要があるのに、それを生徒に伝えることが難しくなってきている。

いま起きている高校受験の状況をお話しさせていただきたいと思います。その上で各ご家庭でお子さんの高校受験を考えていただきたいと思っています。

4/16 太陽と月

ちょうどひと月ほど前、中学校は卒業式を迎えた。

僕のもとに招待状など届くことなどないわけで、でも彼らの門出を祝ってあげたいという気持ちは僕の中にあった。
気持ちはあるのに、その場に居合わせることができないという思いをどこにも持って行けないような不満足な気持ちのまま、朝から僕は落ち着かない時間を過ごしていた。
思いは繋がる時がある…

昼過ぎになって、携帯が鳴った。卒業を迎えた二人のお母さんが、塾の玄関に立っていた。

卒業おめでとうございます。と僕が玄関先で言う。
塾長も卒業式に出たかったと思ったから、写真を見せに来たんです。一人のお母さんが言った。
写真を撮るって言っているのに、みんな集まらないの。塾長がいたら、みんな集まっただろうなと思ってました。
後ろでもう一人のお母さんが言った。

写真を見せてもらった。何枚か写真をLINEに送ってもらった。そして僕の今年の卒業式は終わった。

僕は月。
学校の先生が太陽だとしたら、塾の先生は月…。どこかの小説にあった言葉が頭に蘇ってきた。
月である僕は、太陽である中学の先生方の後ろにいつも隠れながら、塾に来てくれている生徒のみんなを見てきたような気がする。

1日が明るい時間だけではないのだから、月はやっぱり必要なのだと思っている。
でも月はどんなに頑張っても、太陽のように輝くことはできない。
それが分かりながらも、僕はいつも塾生たちとともに思い出を作ってきたような気がする。
そして今は、新しく僕の周りに集まってくれた塾生たちと思い出を作ろうと必死になっている。

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