日頃より当塾の学習指導にご理解とご協力を賜りまして、誠にありがとうございます。
コロナ感染拡大による学校休校以降、塾生たちの学習状態に変化が出てきているように思います。
具体的に言わせていただければ、「授業の復習」→「宿題演習」の不十分な状態がほぼ全生徒に見られているように思います。
この解決策として、授業の度に生徒の皆さんに塾内での自習を勧めさせていただいておりますが、なかなか自習に来てはくれない状況があります。
どのくらいの量の学習をし、その結果としてどのレベルの高校を目指すか?ということは、私ども塾側が意見を述べることではないと思いますが、その結果として高校受験の結果があることから、この状況に対して大きな不安を感じております。
現在この地域では子供達の学習離れが起き、他地域との学力格差が昨年度までよりも大きくなっているように思います。
中学3年生の塾生たちから伝わってくるのは、二学期以降の受験期になっても大半の同級生たちは受験態勢に入っていない。そうした状況が見られているようです。
こうした同級生たちの状況は塾生たちにも影響を与え、昨年までなら川口北高校(偏差値63)の合格圏に入っているような塾生たちが、川口高校(偏差値53)のレベルまでにしか成績が上がっていない…。そうした現状があります。
私どもが保護者の皆様にご相談させていただきたいのは、できる限り塾内で自習をお子様にお勧めいただけないかとのことです。
中学校の中での価値観ではない、当塾の中での価値観を持っていただくことで、解決策が見えてくるのではないか? そうした期待があります。
現在当塾は例年よりも生徒数が少ない状況にありますので、密を避けながら自習をしていただくことができると思います。
また現在塾でお子さんが使用している英語・数学の塾テキスト(標準新演習)は、県入試の選択問題よりも学力検査問題(標準問題)に適したテキストであると思われます。
もしも市立川口高校や川口北高校以上への高校への受験を考えている方には、難易度の高いテキスト(発展新演習)を使用するべきなのかもしれません。
とくに数学の県入試・選択問題のレベルが、現在のテキスト(標準新演習)よりも難易度的に上になっているように思います。
ただ難易度が上のテキスト(発展新演習)の使用は、非常に時間が掛かります。現在使用のテキストに比べて、おそらく倍以上の時間が必要になると思われます。そうした来年4月からの指導の内容を考えましても、現状のお子さんたちの学習量は不足している状況にあると思われます。
以上のこと、お願いというよりもご相談をさせていただきたいとの思いで、書かせていただきました。
さらに詳しいことについて、お話を希望される保護者の皆様には、面談をさせていただきたいと考えております。
突然のこのようなご相談になりましたこと、また現状として、当塾の学習指導がお子さんたちの成績の成果として出てきていないことについて、深く責任を感じております。